お正月の時期がやってきましたね。
この時期になると、仕事、大掃除、年賀状、飾り付けなどあらゆることで忙しくなってきます。
クリスマスの飾り付けが終わったと思ったら、今度はお正月の飾り付けで部屋の雰囲気が一気に変わりますよね。
何かのイベントで飾り付けをしていると「あれ?これってどんな意味があるんだろう??」と気になることがありますよね。
保育園くらいの子どもがいれば子供からその理由を聞かれることもあるかもしれません。
お正月の飾りに欠かせない鏡餅の飾りの意味やその由来について見ていきましょう!!
スポンサーリンク
鏡餅の由来や飾りの意味は!?
お正月は年神をお迎えする行事です。
年の始めを祝う習慣は、どの国にもあって、それぞれの年神を謹んでお迎えします。
日本での年神は、五穀の神様のことで、五穀とは米、麦、豆、粟(あわ)、黍(きび)(または稗(ひえ))を意味する言葉です。
つまり、日本の年神は、農業の神様というわけです。
その年神へのお供え物が鏡餅なんですよね。
昔から餅は稲などの穀物の魂が宿り、それを食べる者には力がつくと考えられていました。
そのように考えられていたことから、強くなるようにという願いを込めてお正月に鏡餅を飾ったのが由来とされています。
お正月に鏡餅を供えるようになったのも室町時代からだと言われています。
鏡餅を見てみると、色々とゴチャゴチャ飾り付けされているのがわかります。
日本の宗教に詳しい人なら、飾りの意味がわかるんでしょうが、一般の人でその意味を知っている人は数少ないでしょう。
鏡餅の飾りの意味を確認していきましょう!!
下図の番号と、さらにその下の解説を見てください。
(1)橙orみかん
(2)裏白(うらじろ)or譲葉(ゆずりは)
(3)扇
(4)御幣(ごへい)
(5)海老
(1)橙orみかんは、長い間、実が木から落ちずに生長することから、家が代々栄えていくことを願います。
(2)裏白(うらじろ)は表が緑で裏が白い葉から、表裏のない、心を持ち続けることを願います。
また、譲葉(ゆずりは)は、新しい葉が生長したのち古い葉が落ちることから、
古い世代、新しい世代が一緒に家を盛り上げていくことを願います。
(3)扇は次第に末の方へと広がっていく形から、家が代々栄えていくことを願います。
(4)御幣(ごへい)は神が宿るところです。赤い色には魔除けの意味があります。
(5)海老は「海の老人」という名前と、腰が曲がった姿から、長生きすることを願います。
画像にはないですが、他に飾り付けをする場合があります。
まずは「昆布」ですね。
昆布は「よろこぶ」や「子生(子どもが生まれること)」というおめでたい言葉につながることから、飾られることがあります。
また「串柿」が飾られることもあります。
「喜い(よい)ことが、やってくる」という言葉は、漢字を少し変えて「嘉来(かき)」と書く場合があります。
その読み方と似ていることから、縁起が良いということで柿を串に刺した「串柿」が供えられることがあるわけです。
[ad#co-1]
まとめ
今回はお正月の飾りに欠かせない鏡餅の由来や飾りの意味について解説してきました。
正月飾りに限らず、何となく習慣でやっているもので、意味のわからないものって結構ありますよね。
子供に飾りの由来を質問されたときに、この記事を見ながら答えることもできると思います。
また、覚えておけば友人などとの会話で雑学として使えますね。
■正月の関連記事
→正月飾りはいつからいつまで!?鏡餅、玄関の門松、しめ縄はいつ外す!?
スポンサーリンク
スポンサーリンク
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。