多くの日本人がほぼ毎日使っている”二本の棒”は何でしょう?
そう、答えは「お箸」ですね。
和食に限らず、アジア圏の料理を食べる場合にはほぼ必須のアイテムである「お箸」ですが、正しい箸の持ち方や使い方はできていますか?
「おいしく料理を食べることができれば、お箸の持ち方はどうでも良い」と考えていても、意外とあなたの手元は見られているものです。
子どもに箸の使い方を教えるときにも正しい箸の持ち方や使い方は知っておきたいものです。
今回は上手にお箸を扱えるようになるために、お箸の使い方についておさらいしてみましょう!
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間違ったお箸の持ち方をしていませんか?
現在、日本では世界中の料理を気軽においしく食べることができますし、箸を使わない食事もたくさんあります。
食変化に伴い、家庭でなされる食事のしつけが変化してきたと考えられています。
昔は子供にきちんと箸の使い方を教えていたことが多かったのですが、現在は親自身がきちんとした箸の持ち方ができない人が多いので、子どもに教えるのに一苦労することもあるようです。
そんな中で、もし、あなたがキレイなお箸の持ち方や使い方をしていたら他人から「箸の使い方がキレイね」なんて褒められることもありうるでしょう!
社会人になってから上司やお客様と和食などの箸を使った料理を食べる機会が多くなると思います。
また、子どもが生まれて箸の使い方を教える機会もあるでしょう。
そんなときのためにも、正しい箸の持ち方や使い方を習得しておきましょう!
まずは、よくある間違った箸の持ち方を確認してみましょう!
次のような箸の持ち方をしている人を見かけることが多いですが、あなたはどれかに当てはまりますか?
■交差箸
交差箸とは、料理を食べているときに、箸がクロスしてしまう持ち方のことです。
箸先が交差してしまうので、箸ではさんだ食べ物がこぼれやすいんですよね。
■平行型(スプーン型)
平行型は下の箸を親指・人差し指・中指の三本の指で持ち、上の箸を人差し指と親指で動かして食べ物をつかむ箸の持ち方です。
この持ち方だと安定感がなく、細かな料理が取りにくいです。
■つかみ箸
箸をグーで握ったように持つのがつかみ箸です。
幼い子どもによく見られる持ち方ですが、時々、大人でもこの箸の持ち方をしている方がいらっしゃいます。
つかみ箸では食べ物を挟むことができないので、箸先を使って食べ物をかき込む食べ方になってしまいがちです。
食べ物をかき込む姿は見苦しいので、周囲の人を不快にさせてしまう危険性が高いです。
上記3パターンの箸の持ち方はよく見かける箸の持ち方ですよね。
もし、あなたがいずれかに該当するようでしたら、この機会に箸の持ち方を直してみてはいかがでしょうか!?
正しい箸の持ち方や動かし方は!?
先ほど、間違った箸の代表例を3つ紹介しましたが、どのように箸を持つのが正しいのでしょうか?
正しい箸の持ち方をすれば見た目も美しくなるのですが、その美しい箸の持ち方を「くちばし型」と言います。
箸を持ったときに鳥の嘴のように見えることからこのように呼ばれているのです。
あなたが箸を持ったときの形がくちばしのように見えなければ、箸の持ち方を間違っている可能性があります。
下の写真を参考にして、正しい箸の持ち方を身に付けてくださいね。
写真を参考にして、正しい箸の持ち方ができたら、実際に動かしてみましょう!
まず、親指のつけ根と薬指で下の箸をしっかりと固定します。
上の箸は中指の第一関節の上に置き、人差し指をその上に添えるように置いて、親指の先端で支えながら動かします。
中指を上に動かすと、上の箸が上に動きます。
人差し指を下に動かすと、上の箸が下に動きます。
このように動かすのは上の箸であって、下の箸は動かさないんですよね。
箸を動かしたときに箸頭(物をつかまない方の先っちょのこと)がクロスしてしまう人は、箸をもつ位置が少しズレているかもしれません。
箸を持つ時は、箸先から三分の二くらいのところを目安に持つと良いでしょう。
物をつまむときは、箸先の1.5cm~3cmくらいのところを使って食べ物をつまむように意識すると美しい箸づかいに見えます。
これは箸先をあまり汚さないように意識することと同じことです。
是非、やってみてください。
今まで、特に箸の持ち方を気にしていなかった人は、正しい箸の持ち方に慣れるまで時間がかかると思います。
ものすごくムズムズして気持ち悪いと感じるかもしれません。
箸の持ち方を直すにはそれなりに時間をかけてしっかりトレーニングする必要があると思います。
正しい箸の持ち方をしたときに違和感がなくなるまで訓練を続けましょう!
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正しい箸の使い方を練習してみよう!
先ほど、お箸を動かすのは上の箸だけだということをお伝えしました。
ということで、箸の正しい動かし方を練習するときは、まずは上の箸一本だけで初めて見ましょう!
上の箸一本だけで練習する方法は以下のとおりです。
- 鉛筆を持つように箸を一本持ちます。
- 人差し指を下げることで、箸を下に下げます。
- 中指を上げることで、箸を上に上げます。
- 2と3の動作を繰り返します。
さっき紹介した箸の持ち方が一本になるだけですね。
上の箸一本だけでスムーズに動かすことができるようになったら、下の箸も持って動かしてみましょう!
箸を二本持っても動かすのは上の箸だけというのがポイントです。
実際に正しいお箸の持ち方を練習するときは下の動画を参考にするといいと思います。
正しい箸の持ち方使い方を身に付けるためには繰り返しの練習が必要
正しいお箸の持ち方や動かし方を紹介してきましたが、今度はこれを自然にできるようなレベルまで引き上げなければなりません。
勉強やスポーツと同じで、「正しい方法で」「何度も繰り返し練習」する必要があるわけですね。
当然、毎日の食事の中でも正しい箸の持ち方や使い方を実践していって欲しいのですが、その他にも時間を設けて練習をして欲しいと思います。
身近な物を使った箸使いの練習方法を紹介しますので、生活の中に取り入れてみてくださいね。
■大豆や小豆などを使った練習方法
用意するもの
- 箸・・・一膳
- 皿・・・二枚
- 大豆または小豆・・・適量
- ストップウォッチ、砂時計などの時間を計るもの
手順
- 一方の皿に大豆(または小豆)を入れます。
- 大豆(または小豆)を一粒ずつ箸でつまみ、もう一方の皿に移し替えていきます。
- 制限時間を設けて(例えば5分間など)、その間に何個移動することができたかを測定します。
この練習を毎日続けて、制限時間内に移動できる大豆の数量が増えてきたら箸使いが上手くなってきているということですね。
慣れてきたら、大豆を小豆に変えたり、皿の間隔を広げるなど、難易度を上げてチャレンジしてみましょう!
大豆を使った練習方法を紹介した直後にアレなんですが・・・。
ゲームを使って練習するという方法もあります。
それが「マナー豆(ビーンズ)」というゲームです。
これを使えば、本物の大豆を用意する必要はないというメリットがありますね。
マナー豆(ビーンズ)お箸のマナーを学べるゲーム 学べるゲーム パーティーゲーム マナー トースト【P06May16】
子どもと一緒に練習したい場合などには、「マナー豆(ビーンズ) 匠」というおもちゃがあります。
「匠」になっただけあって、対戦形式で練習できるように進化しているようです。
おはし de 豆つかみ マナー豆 匠 たくみ 【ポイント】
子どもがいる方は、子どもと一緒にゲーム感覚でやってみるのも楽しいでしょう!
まとめ
正しいお箸の持ち方や使い方を身につけたい方は今回紹介した練習方法を参考にしてみてくださいね。
正しい箸の使い方を身に付けたら、上司や取引先との食事ではずかしい思いをしなくて済みますし、子どもに正しいお箸の持ち方や使い方を教えることができますよね。
正しい箸の使い方を身に付けて美味しく和食を召し上がってくださいね。
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