【フレンチのマナー】ナイフとフォークの使う順番は!?

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日本人が洋食屋さんで食事をするときに頭を悩ます一つにテーブルマナーがあるのではないでしょうか?

洋食といってもイギリス料理、イタリア料理、フランス料理など様々なものがあります。

そしてマナーもそれらによって微妙に変わる部分があります。

食後のナイフ、フォークの揃え方にも国によって微妙に違ったりします。

今回はフレンチを食す場合に知っておきたいナイフ、フォークに関することを詳しく見ていきたいと思います。

 

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日本での「レストラン」は区別が曖昧!?

日本人のあなたは和食の場合、「料亭」「少料理屋」「居酒屋」などと「食事の形態」によってお店が区別されているのはなんとなくはわかると思います。

そこで出される料理の違いもなんとなくは想像できるでしょう。

 

それと同様に一言で「フランス料理」といっても食事の形態によってお店が区別されます。

フランス料理の場合、「レストラン」と「ビストロ」に区別されているんですよね。

 

日本で「レストラン」というと、ファミリーレストランを想像する人が最も多いでしょうし、イタリア料理店などを想像する人もいるかもしれませんね。

 

イタリア料理の場合は「リストランテ」「トラットリア」「ピッツァリア」などに分かれていて、そこには一言も「レストラン」という用語は出てきません。

 

「レストラン」はフランス料理の用語なんですね。

日本で「洋食」とか「レストラン」という言葉の区別が曖昧になっていることがわかります。

 

「レストラン」というのはテーブルにはきちんとテーブルクロスがかけられていて、一品だけの食事をするということは基本的にできないようになっています。

 

また、「レストラン」には入り口にクロークがあるのは当然で、お客さんはマナーとして玄関でコートを脱いでクロークに預けることになっています。

これは外でほこりが付いたコートをテーブル際でバサバサと脱ぐことは周囲の食事中の他のお客さんに迷惑がかかることになることからの配慮です。

 

和食、例えば料亭で部屋の中までコートを着ていくことはありえないのと同じですね。

料亭でも玄関でコートを脱いで店の中に入るのが普通です。

和食でも洋食でもコートは玄関で脱ぐというマナーは共通しているのです。

 

 

【フレンチのマナー】ナイフ・フォークの使う順番

フレンチに限らずイギリス料理、イタリア料理などのコース料理ではテーブルにフォーク、ナイフ、スプーンなどのカトラリーが何本かズラッと並べられています。
(カトラリーとはナイフ、フォーク、スプーンなどの総称のこと。)

 

フレンチの場合、フォークやナイフなどを使う順番はどのようになっているのでしょうか?

これは、洋食一般に言われているように「外側から使う」というのが正しいです。

 

ここで「なんで、外側から使うの?」って思ったことありませんか?

 

それは、外側からナイフ、フォークを使うと料理を食べ進めていくうちにスペースが少しずつ広がっていくからなんです。

 

仮に、内側からカトラリーを使うと、外側のカトラリーが食事の最後まで残ることになり、テーブルのカトラリーの占める面積が最後まで残ってしまうということです。

洋食ではフォーク、スプーンの置いてある片側のスペースは広くとっておきたいと考えているので、外側から使うようにしているんですね。

 

間違って、違うフォークやナイフを使ってしまったとしても、あとから使うナイフ、フォークはウェイターがさり気なく補充してくれるので、そこまで慌てる必要はありません。

もし、ウェイターが気付かなかったとしても、そのことを一言伝えれば、すぐに補充してくれます。

 

カトラリーを使う順番を間違ったときに平然とした態度をとることもマナーの一つとされていますので、(内心、慌てていたとしても)慌てずにいましょう!

 

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ナイフ、フォークの食事終わり時の置き方は!?

おいしいフレンチをいただいた後に困るのが「ナイフ、フォークの置き方」ではないでしょうか?

 

「あれ?ハの字型だっけ?並べて置くんだっけ?」

 

このように思ったこと、一度はあるのでは?

 

一つのお皿の料理を食べ終わった後、ナイフとフォークは揃えておきましょう!

「ハの字」は「まだ、食事中」を意味していて、途中で席を立つときなどに使います。

 

で、その「揃え方」についてですが、日本では「右斜下」に揃えるのが一般的なマナーとされています。

いわゆる、「四時二十分」の形ですね。

フランス料理_0001

 

ただ、これは「日本国内では」ということで、国によって微妙に変わってくるマナーなんです。

 

イギリスの場合ですと、皿の中央に縦に揃えるのがマナーとされています。

いわゆる、「六時三十分」の形です。

イギリス料理_0001

 

フレンチの場合ですが、「四時二十分」でも「六時三十分」でもどちらでも良いと思います。

というのもフランス人がフレンチを食したあとのカトラリーの揃え方が様々だからです。

 

ということで「日本」で「フレンチ」を食べる場合には「四時二十分」か「六時三十分」のいずれかの形に揃えておくと無難なようです。

 

そもそも、食事終わりにカトラリーを揃えるというのは、ウェイターさんが皿を下げるときに不安定な位置にナイフやフォークがあると下げにくいからです。

ウェイターさんたちは皿を下げるときに、下げやすいようにナイフとフォークを揃え直しています。

彼らが皿を持って行きやすいように配慮してあげましょう!

 

 

まとめ

一般的な洋食のマナーとフレンチのマナーって違うのかな?って思っている方もいたかもしれませんね。

「ナイフとフォークを使う順番は外側から」と一般的に言われていることと同じでしたが、一皿の料理を食べ終わった後のナイフとフォークの揃え方については国によって若干違いがあるようです。

そもそも、日本での「レストラン」や「洋食」の用語の使い方が曖昧なので、そこをきちんとした意味で捉えて、その上でフレンチのマナーを学んでいくと良いでしょう!

 

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